◆2曲の共通のキーワードは「苦悩を乗り越える」(m170)◆
◎収録アルバム:「明日に架ける橋」 等
♪1970年のピアノ伴奏の2大ヒット曲とは?
・ビートルズの「Let it be」と、サイモンとガーファンクルの『明日に架ける橋』です。2曲ともリリースされて50年以上が過ぎた今でも、愛いされ続け、聞かれている名曲です。
・不思議な事に、この2曲の共通のキーワードは「苦悩(Trouble)を乗り越える」です。
♪「Let it be」の「苦悩を乗り越える」
・聖母マリアの言葉「Let it be(なるがままに)」を胸に乗り越える。
・歌詞の「Mother Mary」は、聖母マリアと実母メアリーの二つの解釈があります。
♪『明日に架ける橋』の「苦悩を乗り越える」
・「苦悩の荒波を乗り越える橋になってくれる友の力」を借りて乗り越える。
・3番まである歌詞の1番、2番は苦悩を歌い、3番で新たな出発を歌い上げています。
・すべての歌詞に共通の後半は「苦悩の荒波を乗り越える橋になってくれる友の力」が力強く歌われます。
♪苦悩の表現<歌詞、1番、2番>
・君が生きる事に疲れ(When you're weary)
・惨めな気持ちになり(Feeling small)
・思わず涙ぐんでしまう時(When tears are in your eyes)
・疲れ果てて(When you're down and out)
・街角に立つ時(When you're on the street)
・冷酷な夕暮れが迫ってくる(When evening falls so hard)
♪新たな出発<歌詞、3番>
・出発だ!銀色の少女よ。(Sail on silvergirl)
・君の輝く時が来た!(Your time has come to shine)
♪「苦悩の荒波を乗り越える橋になってくれる友の力」<歌詞、共通>
・僕が慰めてあげよう(Comfort you)
・僕が君の身代わりになってあげよう(Take your Part)
・苦悩の荒波を乗り越える橋になってあげよう(Like a Bridge Over Troubled Water, I will lay me down)
♪今でも聞き入ってしまう名曲
・1970年、「Let it be」と『明日に架ける橋』は、毎日どこかでオンエアーされていたのではないでしょうか。
・あの頃の印象深いディスクジョッキーの言葉です-
「正直『明日に架ける橋』のリクエストを受けると「またこの曲か!」と思ってしまうのですが、曲がかかるといつも聞き入ってしまっている自分に、気がつくんですよ。」
・私も、力強いピアノのイントロが聞こえると、作業の手を休めて聞き入ってしまいます。そして、最後まで聞いて、少し優しい心持ちになって、作業を再開します。
・明日に架ける橋(4分56秒)
・「苦悩の荒波を乗り越える橋になってあげよう」と力強く歌う名曲です
・作詞・作曲:ポール・サイモン 歌:S&G