いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(貴方のいない部屋(因幡晃))■

◆『貴方のいない部屋』は「フランス映画のような歌」(m183)◆


◎収録アルバム: 「何か言い忘れたようで」 等 


♪『貴方のいない部屋』の歌詞<1>
グリーンのカーテン ゆれている 
すい残しの煙草の 
貴方のにおいがなつかしい


♪アルバム「何か言い忘れたようで」
・アルバム1曲目、ニルソンの「ウィズアウト・ユー」のようなピアノ・イントロの後「グリーンのカーテン ゆれている…」と因幡晃の声。

・午後の日差しが差し込む明るい部屋に、たたずむ女性はうつむいています。かすかに漂う煙草のにおいを、愛おしい気持ちいっぱいに探しています。

・アルバム「何か言い忘れたようで」は『貴方のいない部屋』を始め、ヒット曲の「わかってください」「別涙(わかれ)」などが入っているファンには涙ものの因幡晃のファースト・アルバムです。

・アルバム「何か言い忘れたようで」のジャケットです。

♪『貴方のいない部屋』の歌詞<2>
白い文鳥 まだ鳴かないよ
チェックのタオルも そのままよ 
ドアを半分あけとくの
あなたの足音 聞こえるようで


♪『貴方のいない部屋』は「フランス映画のような歌」
・「壁のドヌーブ」「グリーンのカーテン」「白い文鳥」「チェックのタオル」「深いソファー」…。

・「フランス映画のような歌」とは、歌詞に出てくるに小道具の事だけでなく、フランス映画のワンシーンを様な曲作りを指します。これは、今までの日本の歌謡曲、ニューミュージックにはない、新しい形であり、それに因幡晃の声がピッタリとハマっていると、私は考えています。

・私と同じように因幡晃に「フランス」を感じたスタッフは、ヒット曲の「わかってください」の、フランス語版をリリースしています。ネットで、音と和訳を見聞できますが、フランス語版の歌詞は、日本語原曲とかけ離れて平凡で、正直とても残念に思いました。ちなみに、B面は「おぼえていますか」のフランス語版です。


♪『貴方のいない部屋』の歌詞<3>
壁のドヌーブも そのままよ 
あの日のブレスレット はめてるわ 
貴方に告げる 徒然の
あて名の書けない この手紙


因幡晃の声、松山千春の声
因幡晃「気品があり 聞く人を酔わせてくれる声」
「気品のある、いい声だな~」と、聞きほれてしまう因幡晃の声。そして、男女の別れを歌っても、決してジメジメし過ぎない所も、魅力の一つかと、私は思います。

松山千春「広大な大地から大空に向って伸びて行く声」
北海道の青空のように、どこまでも伸びて、カラッと張りがある松山千春の声。、こんなに、聞く人の心を晴れやかな気分にさせてくれる声を、私は他には知りません。

・単なる「美声」だけでない二人の声、何と魅力的でしょう。聞いている私たちがこんなに気持ち良いのですから、歌っている本人たちはもっと気持ちが良いのでしょうね。

・持って生まれた美声は、本人にとっても、聞く人にとっても宝物ですね。私も、こんな美声を持って生まれたかったと、つくづく思い、羨ましいです。


www.youtube.com

・貴方のいない部屋(3分10秒)
因幡晃の気品のある声に魅了されます
・作詞・作曲:因幡晃 歌:因幡晃