いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(コザ十字路に‥(知名定男))■

◆コザ十字路に雨が降っている(m057)◆

♪「コザ十字路に雨が降っている」。知名定男さんが歌うこの曲は「バイバイ沖縄」がヒットしている頃、ラジオで聞き、それ以来、心に残っている1曲です。復刻された知名定男さんのアルバム「赤花(アカバナー)」にも入っておらず、曲名さえわかりません。

♪「遠いアメリカにも、雨が降っているのでしょうか?」。コザ十字路に降る雨を見ながら、アメリカに帰ってしまった「ハニー」を思う。アメリカ兵との恋に落ちた、沖縄娘の切ない思いが、知名定男さんの優しい声で歌われていました。

知名定男さんは、沖縄民謡の大家 知名定繁(ていはん)の息子です。知名定繁は「別りの煙」の作詞・作曲者であり、琉琴の発明者としても有名です。知名定男さんは、沖縄民謡の若手ホープとして、若い頃からテレビ・ラジオで大活躍しており「うんじゅが情ど頼まりる」のヒットもあります。

♪友人と二人で、沖縄市高原にあった知名定男さんの店「島唄」に、行ったことがあります。ステージが始まりました、知名定男さんの三線と、太鼓はネーネーズのメンバーの一人でした。本島民謡だけでなく、宮古八重山民謡も歌ってくれ「沖縄民謡のプロ・知名定男は違う」と、感動の夜でした。

♪思い切って、カウンターにいる知名定男さんに「コザ十字路に‥」の曲名を聞いてみました。答えは「曲は何となく覚えているが、曲名は忘れた」でした。理由は「何百曲も録音しているので、細かい事は忘れてしまった」との事でした。残念!

♪「コザ十字路に‥」何という曲名なのでしょうか? 知名定男さんのアルバム、いやシングルだったのでしょうか?是非、もう一度聞きたい曲です。もし知っている方がいれば、せめて曲名だけでも教えてください。

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知名定男さんのアルバム「遊び唄 情け節」です。


バイバイ沖縄 知名定男(ちなさだお)

知名定男さんのヒット曲「バイバイ沖縄」です。


沖縄子供の歌・メドレー

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(遊び庭(アシビナー)(前川 守賢))■

◆サンシンをかき鳴らそう 心ゆくまで踊ろう(m056)◆

♪「毛遊びぬ夜や イソーサ肝どんどん(毛遊びの夜を思うと とてもドキドキしてくるよ)」。『遊び庭(アシビナー)』は、前川守賢(通称ゲンちゃん)の「かなさんどー」と並ぶ、大ヒット曲です。そして、この歌は、毎年、お盆の季節になると沖縄の町や村で、毎晩のように流れます。

♪「遊び庭に 皆寄て来ぅ 太鼓三絃 かたみて来ぅ(村の広場に 皆が集まってくる 太鼓や三絃を持ち 集まってくる)」。沖縄のお盆に欠かせないのが、沖縄の盆踊り「エイサー」です。「エイサー」では、三線(サンシン)の歌・伴奏に合わせて、男は太鼓、女は手踊りで踊りながら、お盆の供養に町中、村中をねり歩きます。「エイサー」の、盛上りレパートリーとして『遊び庭』は、ロングヒットしているのです。

♪「でぃー我ったー 島うた 三絃でぃきらち 舞うらなとぅぬがな(島唄を大声で歌おう サンシンをかき鳴らそう 心ゆくまで踊ろう)」。題名の『遊び庭』は、村の中央にある広場の事で、村の神事や行事を行う場所です。「神様や祖先様といっしょに遊ぶ」という意味から「アシビナー」という名前がついています。

 

・「毛遊び(もうあしび)」は、一日の労働を終えた若者達が「遊び庭」などに集まり、歌い踊る事です。太鼓や三線を伴奏に、島唄が高らかに歌われ、若い男女は夜の更けるのも忘れ、歌い踊ります。この「毛遊び」から、恋が生まれ、夫婦になるカップルも生まれました。

・「毛遊び」は、戦前の農村・漁村では盛んに行なわれました(風俗を乱すという理由で「禁止令」も出ました)。戦後は生活様式の変化もあり「毛遊び」は、行なわれなくなりました。

・今は「エイサー」の練習が、その役目を果たしています。「エイサー」は、テンポの遅い曲から始まり、最後はカチャーシー(「唐船ドーイ」など)で終わる、10曲ほどのメドレーです。もちろん曲ごとに太鼓の打ち方も、手踊りの仕方も変わります。若い男女は、お盆の何ヶ月も前から、先輩といっしょに、必死で太鼓と踊りを覚えます。いっしょに汗をかくうちに恋が生まれ、夫婦になるカップルも生まれます。

・実力派・伝統派の「エイサー」の発表会が「沖縄全島エイサー祭り」です。全島から選抜された「エイサー隊」が、那覇会場と沖縄市会場で、その素晴らしい踊りを披露します。その模様は、テレビでも放映され、島の芸能を大事にする沖縄の人達の気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

・沖縄で生まれ育った子供達は、中学生になるまでに、エイサーを2回は踊ります。1回目は保育園・幼稚園の運動会、2回目は小学校高学年の運動会の時です。エイサーは、自分の生まれた島の芸能として、運動会の華として欠かせません。そして、その体験が青年エイサー隊となって、お盆に大活躍する事となります。

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◎ゲンちゃんのアルバム「カチャーチどんどん」です。


遊び庭 (前川守賢with金城安紀、他)

◎ゲンちゃんの「遊び庭(アシビナー)」(ライブ)です。


月ぬ美しゃ(ツクヌカイシャ)(三和の想い出)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(かなさんどー(前川 守賢))■

◆たとえ、嵐が吹こうとも、愛し愛されて生きて行こう(m055)◆

♪「忘しんなよ~ 忘しんなよ~」。で始まる『かなさんどー』は、前川守賢(通称ゲンちゃん)の大ヒット曲です。この曲が聞こえてくると、ちょっとウキウキ気分になるのは、私だけでしょうか。「かなさんどー」は、沖縄方言で「愛しているよ」という意味です。

♪「我ね 思むとんどー かなさんど~」。『かなさんどー』は、結婚を約束した恋人達の歌です。人生で一番楽しい時期を、ゲンちゃんは明るく「たとえ、嵐が吹こうとも、愛し愛されて生きて行こう!」と、歌い上げます。

♪ゲンちゃんの本物を見た、ショッピングセンターのミニコンサートでは、自分の事を「エイサー野郎」と、紹介していました。私は思わず「ナイスネーミング!」と、言いたくなりました。ゲンちゃんは、エイサー風の衣装で、もちろん『かなさんどー』も歌ってくれました。

♪ゲンちゃんは、その顔やフインキから、とても親しみやすいキャラクターです。タレントで言えば、坂本九氷川きよし、という感じでしょうか。ですから、いろいろなCMに出演しています。

泡盛CMのゲンちゃん、今日はめずらしく一人でグラスを傾けています。ナレーションは「一人で飲むより‥‥」と、ひっぱります。タイミング良く「ゲンちゃ~ん」と、若い女の子の呼び声。場面は変わり、三線片手に宴会の席で 歌うゲンちゃん。「こうでなくちゃ」という泡盛のCMですネ。

泡盛CMではありませんが、もし飲み屋にゲンちゃんがいたら「いっしょに飲んでみたい!」と思わせる人、それがゲンちゃんの魅力なのか、と思います。そして『かなさんどー』は、歌詞といい、メロディーといい、歌った後に清涼感が残る、素晴らしい歌だと思います。

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◎ゲンちゃんのアルバム「かなさんどー」です。


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◎ゲンちゃんと饒辺愛子(よへんあいこ)さんが歌う「かなさんどー」です。


跳べ!きじむなあ(きじむなあの歌)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(ヘルプ(カーペンターズ))■

◆リチャードの「アレンジへの挑戦」(m054)◆

♪「助けて! 誰でもいいわけじゃない でも 助けて! お願いだから」。アルバム「遥かなる影」の、5曲目「ヘルプ」です。カーペンターズは、ビートルズのカバー2曲目として「涙の乗車券」に続いて「ヘルプ」を選びました。

♪「若い頃の私は 最高だったわ 人の助けなんて これっぽっちもいらなかった」。ビートルズの「ヘルプ」は、同名映画の主題歌として作られました。ジョンは、急上昇するビートルズ人気とは裏腹に、精神的苦痛を強く感じていて「ヘルプ」は「心の吐露(とろ)がうまくいった最初の曲」と、語っています。

♪「しかし時は過ぎ あの頃の自信はもうないわ 心も入れかえるわ だから助けて」。ビートルズの「ヘルプ」は、緊張感のあるコーラスの出だしがあり、メロディーに入ります。カーペンターズの「ヘルプ」では、いきなりメロディーから始まります。また、ビートルズのような、追っかけコーラスもありません。

♪「どうしようもなく落ち込む私を 助けて 宙に浮いた心を 落ち着かせて欲しいの」。編曲したリチャードは、サビのコーラスを厚くし「Want You Please~~」と、伸ばして歌うカレンの声に追っかけコーラスを入れて、カーペンターズらしさを出そうとしたと、私は考えます。

カーペンターズの「ヘルプ」を聞くと、リチャードの「アレンジへの挑戦」を感じます。歌詞とメロディーの以外は「カーペンターズ風」に徹底的に変えるアレンジを、目指していたと思います。全体として、カーペンターズのカバー曲に対する「アレンジへの挑戦」は、かなりうまくできていると、私は思っています。それを「若いリチャードの才能あふれる挑戦」と、私は考えています。

Close to you

◎「ヘルプ」の入った「遥かなる影」のアルバム・ジャケットです。


The Carpenters - Help!

カーペンターズが歌う「ヘルプ」です。


虹の根元の国へ(ニライカナイ)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(愛のプレリュード(カーペンターズ))■

◆自殺を思い留めさせた、カーペンターズの歌(m053)◆

♪「二人の人生は 今始まったばかり 白いレースと誓いの言葉」。アルバム「遥かなる影」の、1曲目「愛のプレリュード」です。この曲が、ヒットした時、カーペンターズは、手紙をもらいました。「人生に生き詰まり、自殺ばかり考えていたけれど、「愛のプレリュード」を聞き、もう一度やってみようと思いました。どうもありがとうございます。」

♪「幸せのキスを交わし 旅立つ二人 二人の人生は 今始まったの」。この手紙をもらったカーペンターズは「その人が、自殺を思い留まって良かった」「自分達の音楽が、人の為になり嬉しかった」と、語っています。

♪「二人で目指す新しい地平線 注意深く道をたどる」。自分達の創った音楽が「人の心を暖めるだけでなく、その命さえ救う」。アーティストとして、こんな嬉しい事は、ないのではないでしょうか。

♪「二人で語り合い 二人の日々を生きてゆくの」。音楽には力があります。音楽は人の心を「潤わせたり」「安らぎを与えたり」「躍動感を与えたり」してくれます。「音楽に心の痛みを和らげてもらった」「音楽に救われた」いう経験は、程度の差はあれ、誰でも経験した事があるのではないでしょうか。

♪私も、人生のあらゆる場面で、音楽に随分と助けてもらいました。また、音楽を演奏したり、作ったりする事を通して、仲間、先輩、そして、いろいろなアーティストに、人生を教えてもらったと思っています。心強い友達、音楽とは死ぬまで、付き合っていきたいものです。


愛のプレリュード / We've Only Just Begun [日本語訳・英詞付き] カーペンターズ


幸せの四つ葉のクローバー

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(アイ・アム・ア・ロック(S&G))■

◆僕は 岩だ、僕は 島なんだ(m052)◆

♪「ある冬の日 深くて暗い 12月 僕は 一人ぼっち」。サイモンとガーファンクルの、セカンドアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」の「アイ・アム・ア・ロック」です。アルバム発表時、ポール・サイモンは、24歳でした。

♪「僕は 壁を築いた どんな攻撃にも 破られない壁を」。ポールは、壁の中に閉じこもり、壁の外の人に向かって、狂おしく、猛々しく、歌います。一体、何がポールをここまで追い詰めたのか、具体的な事はわかりません。この曲を初めて聞いた中学生の時、私はイジメにあっていたので、この歌が、深く心に突き刺さりました。

♪「友情? 苦痛なだけだ 苦笑と 愛らしい軽蔑の対象さ」。ポールは、友情まで否定します。「愛なんて語るな」とも歌います。失恋、イジメ、学業不振、容姿のコンプレックス、など等、若い魂は、過敏に反応し、その「生き地獄」から、なんとか逃れようとあがきます。

♪ポールのように、壁を築く若者も多いと思います。その壁も材質・強度・高さ等は人によって違います。一時避難の場所として使ってもいいのかと、思います。しかし、いつかは壁の外へ出なくてはいけません。

♪「僕は 岩だ、僕は 島なんだ(I Am A Rock)」。最後に、ポールは「僕は 岩だ、僕は 島なんだ」と言い切ります。「断絶宣言」です。ここまで、キッパリと歌われると、聞く人は「自分の今の気持ちを、代弁してもらった」様で、何かスッキリします。私も、歌に合わせて「I Am A Rock」と、大声で歌いました。

♪「死中に活を求める」「身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」。状況はどうであれ、昔の人も、現状打破のことわざを残しています。長い人生、いつ極限状態に置かれるかわかりません。それは「人生の試練」であり「人間としての成長のチャンス」かもしれません。

ポール・サイモンは1941年生まれなので、今年77歳です。精神的に不安定になり、病院に行ったりもしました(ポールは、この事も歌にしています)。しかし、しっかり生き抜いて、今でも、相棒のガーファンクルとステージに立って、あの素晴らしいハーモニーを聞かせてくれます。私は、二人の姿をいつも「素敵だな~」と思いながら、見入ってしまいます。

Sound of Silence

サイモン&ガーファンクルのセカンドアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」です。


透きとおる沖縄

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(キャシーの歌(S&G))■

◆誰でも「生涯忘れられない人」がいる(m051)◆

♪「かすかな音をさせて こぬか雨が降る 雨音は 私の想い出」。サイモンとガーファンクルの、セカンドアルバム「サウンド・オブ・サイレンス」の「キャシーの歌」です。誰でも「生涯忘れられない人」がいるかと、思います。ポール・サイモンにとって、キャシーはそういう人だったようです。

♪「やわらかく そして あたたかく 屋根に 壁に 響く」。デビューアルバム「水曜の朝、午前3時」が、不発に終わり、ポール・サイモンは、フォーク・クラブで歌うロード生活にイギリスを選び、旅立ちます。そこで、出会ったキャシーに、失意のポールの心は、少しずつ、癒されてゆきます。

♪「心は 隠れ家から出て 僕の瞳を 通りぬけ」。そんな中、デビューアルバムの1曲「サウンド・オブ・サイレンス」が、アメリカでヒットしているという、連絡が入ります。ポールは、心ならずもキャシーをイギリスに残し、アメリカへ戻ります。アメリカへ戻ってからの大成功は、皆様ご存知の通りです。

♪「雨の道を 飛び越えて かってのすみか イギリスへ向かう」。サイモンとガーファンクルのアルバムに、キャシーの名前は2回登場します。セカンドアルバムの「キャシーの歌」と4作目「ブックエンド」の「アメリカ」です。

♪「キャシーの歌」では、静かに降る雨を描写しながら、イギリスそしてキャシーへの想いを、歌っています。「アメリカ」では、アメリカ大陸横断バスの車内で「キャシー、僕は自信を失ってしまったよ」「僕は、この苦しさと虚しさに、もう耐えられないんだ」と、本音をもらします。 

♪人は、失意の心を真心(まごころ)で救ってもらった時、救われたという気持ちと、感謝の心を持ちます。ポールの歌の中でのキャシーは、想い出の人という実在を超えて、すべてを暖かく包むこんでくれる、女神のような超越的存在に、成長しているように思えます。また、ポールの歌はそれを見事に表現しています。

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◎写真の女性がキャシーと言われているソロ・アルバム「ポール・サイモン ソングブック」です。


Standing Top of the Reef(立神岩)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。