◆私たちは仮面舞踏会の中で迷子になってしまったのね(m222)◆
◎収録アルバム:「Now & Then」(カーペンターズ) 等
♪『マスカレード』の歌詞<1>
こんな淋しいゲームを続ける
二人は 本当に幸せなの?
言葉にも詰まり
二人の溝を埋める努力も
もう尽きてしまった
私たちは仮面舞踏会の中で
迷子になってしまったのね
♪『マスカレード』=「仮面舞踏会」「仮装パーティ」…
・『マスカレード』は「仮面舞踏会」や「仮装パーティ」を意味します。転じて、日常会話や小説などでは「見せかけ」「偽り」「ごまかし」といった、本当の姿を隠して、別のものを装う事の比喩として使われたりもします。
・レオン・ラッセルの『マスカレード』は、まずその妖艶なメロディーラインが素晴らしいです。そして「私たちは仮面舞踏会の中で迷子になってしまったのね(We're lost in this masquerade)」は、どうすれば良いか分からず、途方に暮れる仮面の恋人たちが見事に表現された素晴らしい歌詞です。
・ジョージ・ベンソンのカバーが、ポップやR&Bのチャートでトップ10入りした事で、この曲がメジャーとなりました。

♪レオン・ラッセルのオリジナル『マスカレード』
・1972年6月に発表されたアルバム『カーニー (Carney)』の収録曲です。同アルバムからのシングル『タイト・ロープ』のB面にも収録されました。
・レオン・ラッセル独特の歌い方は、恋に疲れた仮面の恋人たちを見事に歌い上げています。歌に絡み合うようなブルージーなフルートもフインキ作りに一役かっています。このフルートを大幅に取り入れたのがカーペンターズのカバーと考えられます。
・レオン・ラッセルの凄さ:妖艶なメロディーライン
<その1>「Are we really happy」(ラシドレミ-シ--)のメロディーは、妖艶であり「掴みはOK」のメロディーラインとなっております。
<その2>「We're lost inside this lonely game we play」(ミソ- ミソ#- ミラシソラミ--)。長調へ転調した最後、頭へ戻る時の意味深なメロディーラインです。半音ずつ上行するメロディーは「この孤独なゲームからふたりは抜け出せない」を良く表しています。
♪『マスカレード』の歌詞<2>
口に出すのを恐れているの
最初からふたりの心は離れていた事を
話し合ってはみたけれど
言葉は詰まってばかり
この孤独なゲームから
ふたりは抜け出せないのね
♪カーペンターズのカバー『マスカレード』
・カーペンターズのカバーは、1973年のアルバム「Now & Then」に収録されています。また、シングル「プリーズ・ミスター・ポストマン」のB面にも収録されました。
・カーペンターズのカバー『マスカレード』は、約5分ですが、距離が縮まらないままの虚しい関係の仮面の恋人たちの「仮面舞踏会」を見事に表し、寂しさと共に何故か懐かしさを感じさせる素晴らしい仕上がりとなっています。
・カーペンターズのカバーの凄さ:曲のフインキを見事に掴んだ歌とアレンジ
<その1>カレンの抑えたヴォーカルが、恋の迷路にハマった大人の恋を見事に歌いきっています。
<その2>リチャードの、今までのカーペンターズ・アレンジと一線を画す本格的まジャズアレンジが素晴らしいです。
<その3>ボブ・メッセンジャーの乗りに乗ったフルート演奏が素晴らしいです。
♪『マスカレード』の歌詞<3>
何度も別れようとしたけれど
あなたの瞳を見るとダメなの
どうしてこうなってしまうのか
一生懸命考える事は無駄なことかしら
でも ここから抜け出せないでいる二人
私たちは仮面舞踏会の中で
迷子になってしまったのね
♪中学生の私と『マスカレード』
・初めて『マスカレード』を聞いたのは中学生の時でした。中学ではブラスバンド部に所属し、スーザのマーチ曲などをフルートで吹いていました。練習したマーチ曲のメドレーは、全校集会での生徒の入退場で演奏されました。
・『マスカレード』のフルート演奏を聞いた時には、初めての「ジャッズ・フルート体験」にぶっ飛びました。そして「今の自分では吹けないな~」と思うと同時にボンヤリ「いつかこんな曲を吹きこなしたい」と、口をポカーンと開けて聞いていた事を思い出します。
・マスカレード(1分47秒)
・カレンとエラ・フィッツジェラルドの共演です。
・作詞・作曲:レオン・ラッセル 歌:カーペンターズ





