いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(コンドルは飛んで行く(サイモンとガーファンクル))■

◆「なるとしたら、どっちがマシ」とポールが歌います。(m146)◆

◎収録アルバム:「明日に架ける橋」 


♪『コンドルは飛んで行く』の歌詞
タツムリになるくらいなら スズメのほうがいい
そうだとも
もし 選ぶとしたら そのほうがずっーといい


♪「なるとしたら、どっちがマシ」とポールが歌います。
・カタツムとスズメ
・クギとハンマー
・街路と森
ポールは、すべて後者がマシと歌っています。あなたはどちらを選びますか?

 

♪「クギとハンマー」。言葉遊びの世界ですが、聞く方は考えてしまいます。
ハンマーに頭を力一杯叩かれて、埋め込まれるクギ。「日曜大工道具」から「権力と虐げられた民衆の比喩」まで、幅広く考えられます。ポールは、ハンマーがマシと歌っています。もっとも、進んでクギになりたがる人はいないと思いますが…。

 

♪メロディーはアンデス民謡(フォルクローレ)
サイモンとガーファンクルがヒットさせるまで、『コンドルは飛んで行く』は、ペルーなどのアンデス地域以外では民族音楽ファンぐらいしか知らない曲でした。ポールの凄さは、まずこの曲を見つけた出した事だと思います。

 

♪最高の歌詞と味付けでワールド・ミュージックの走りとなる
次に、原曲の持ち味を保ちつつ、現代人にわかりやすい歌詞をつけて、世に送り出した事です。これは後の「ワールド・ミュージック」というジャンルを作るきっかけとなりました。「ワールド・ミュージック」=地球には、素晴らしい音楽が満ち溢れている。西洋音楽しか聞いた事がない人々には、新鮮な音楽との感動的な出会いでした。ポールのこの偉業は、ビートルズジョージ・ハリスンインド音楽を世界に広めた事に匹敵するくらい凄い事だと私は考えます。

・「コンドルは飛んで行く」の本家、ロス・インカスのベスト・アルバムのジャケットです。


www.youtube.com

・コンドルは飛んで行く(4分16秒)
・原曲の持ち味を保ちつつ、現代人にわかりやすい歌詞をつけました。
・作詞:ポール・サイモン 原曲:アンデス民謡 歌:S&G