いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(オンリー・ア・ノーザン・ソング(ビートルズ))■

◆ジョージのノーザン・ソング社への不満爆発の歌(m159)◆

◎収録アルバム: イエロー・サブマリン

 

♪『オンリー・ア・ノーザン・ソング』の歌詞<1>
夜中にこの曲を聞いたら
「このバンド 今イチだな~」と思うかもしれない
でも 聞いた通りさ
そんな風にプレーしてるんだから

 

♪アルバム「サージェント・ペッパー~」から外れた曲
・最初、ジョージは傑作アルバム「サージェント・ペッパー~」候補曲として、この曲を作曲しましたが、他のメンバーの同意を得られずお蔵入りとなりました。しかしながら、名誉挽回と持ってきた曲があの名作「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」で、めでたく「サージェント・ペッパー~」に採用されました。
・その後、この曲はアルバム「イエロー・サブマリン」で本格採用される事となります。

 

♪『オンリー・ア・ノーザン・ソング』の歌詞<2>
たいした問題じゃないんだ
僕がどう弾くか
僕がどう歌うか、
今が何時だろうと
だってたかがノーザン・ソングなんだから
 
♪だってたかがノーザン・ソングなんだから
「コード進行が間違っている」「ハモっていない」総じてプロとはいえない調子外れの演奏をするバンド。「しかし、たいした問題じゃないんだ」「なぜって、たかがノーザン・ソングなんだから」と開き直る曲。

 

♪ノーザン・ソング社は、ビートルズの楽曲管理会社
ノーザン・ソング社は、ポールとジョンらが作ったビートルズの楽曲管理会社です。しかし、ジョージは、専属契約をしたアーティストの扱いでした。ですから、ジョージが作った曲の印税は、この『オンリー・ア・ノーザン・ソング』も含め、ジョージには支払われませんでした。

 

♪ジョージのノーザン・ソング社への不満爆発
ビートルズの1枚のアルバムの曲数で、ジョージの曲割り当ては、基本的に2曲で、他の曲はジョンとポールの割り当てというルールがありました。
・ノーザン・ソング社の設立は1963年、『オンリー・ア・ノーザン・ソング』の発表は1969年です。ジョージは、6年間もタメにタメた不満をこの曲で一気に爆発させています。事情はともかく、アーティストが自分で作った曲の印税がもらえないという事は、死活問題ですから、ジョージの不満爆発の気持ちもわかりますよね~。

 

・ジョージの「ダーク・ホース+2」というアルバムのジャケットです。


www.youtube.com

・オンリー・ア・ノーザン・ソング(3分24秒)
・アルバム「サージェント・ペッパー~」風の音作りに、評価が分かれている曲です。
・作詞・作曲:レノン=マッカートニー 歌:ビートルズ