いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(ヘルプ(ビートルズ))■

◆「僕には助けが必要なんだ」ジョンの魂の叫び(m063)◆

♪「Help, I need somebody, Help, not just anybody」
(助けて!誰か 助けて!誰でもいいわけじゃないけど)

ビートルズ10枚目のオリジナル・アルバム「ヘルプ!4人はアイドル」(1965年)の、1曲目『ヘルプ!』です。この曲は、同名映画のタイトル・ナンバーでもありました。

♪「「Help you know I need someone, help」(僕には助けが必要なんだ 助けて!)

・『ヘルプ!』は、ビートルズが全世界ツアーの真っ最中に作成された、映画のタイトル・ナンバーでした。過熱した人気の為、ビートルズはどの国に行っても、ホテルに缶詰で過ごさなければなりませんでした。「僕は本気で、助けてくれって叫んでいたんだけれど、誰も気づいてくれなかった。ビートルスの何もかもが、わからなくなっていた」。ジョンは、この気持ちを『ヘルプ!』に、ぶっつけました。

♪「When I was younger, so much younger than today」
(昔、今より僕がずっと若かった頃)

・ジョンはまた「僕らは豚のように暴飲暴食し肥え太っていく、己自身に失望していて、助けを求めて、叫んでいたんだ。肥ったエルビス時代の様に」。晩年の「肥ったエルビス」(享年42歳)まで、引き合い出した、ジョンの魂の叫びです。

♪「I never needed anybody's help in any way」
(どんな時も、誰かに助けを求めたことなんてなかったのに)

・『ヘルプ!』は、ジョンのお気に入りでした。最初の『ヘルプ!』は、ボブ・ディランの影響を強く受けて、内面を吐露する、もっとスローな曲だったそうです。「売れ線の曲にする為に、陽気な曲にアレンジし直した。これが今でも悔やまれる」と、後年ジョンは語っています。

ボブ・ディランに初めて会った時に…

初めて会ったボブ・ディランに「君達の音楽には主張がない」と言われて、ショックを受けたジョンは、歌詞の中に自分を表現するようになったそうです。アルバム「ヘルプ!4人はアイドル」の3曲目「悲しみはぶっとばせ」は、そのボブ・ディランの影響がはっきりわかる曲です。

♪アルバム「ヘルプ!は、名曲揃い!

アルバム「ヘルプ!4人はアイドル」は『ヘルプ!』「アイ・ニード・ユー」「悲しみはぶっとばせ」「恋のアドバイス」「涙の乗車券」「夢の人」「イエスタディ」と、単独でもヒットする曲が、惜しみなく入っている名アルバムです。

♪映画「ヘルプ!」は、楽しかった青春の香りがします

映画「ヘルプ!4人はアイドル」も、何度見ても「ビートルスと過ごした楽しかった青春」の香りを思い出させてくれる、素晴らしい映画です。人生、くよくよする事は、たくさんあります。上記のジョンの悩みの様な事も、突然湧き上がったりします。そんな時に、私が聞くアルバムのベスト3に「ヘルプ!4人はアイドル」は、固定ポジションで入っています。

Help

◎『ヘルプ!』が入っている「ヘルプ!4人はアイドル」のジャケットです。


The Beatles - Help!

『ヘルプ!』プロモーション・ビデオです(口パクですが、映像も楽しめます)。


おやすみコークン

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。