いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(シーズ・リービング・ホーム(ビートルズ))■

ビートルズが作った「駆け落ち」の歌(m125)◆
◎収録アルバム: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド


♪『シーズ・リービング・ホーム』の歌詞
水曜の朝5時 夜明けと共に
寝室のドアをそっとしめて 階段を降りる
準備していた書き置きを 居間におきながら
「わかってちょうだい」と ハンカチを握り締める
裏口のドアをそっと開けて、外へ
今 彼女は 自由の身となった

(私達は 人生のすべてを捧げて 育てたのに)
(私達は 生活を犠牲にしてまで 育てたのに)
(私達は 欲しいというものは 何でも買ってあげたのに)
彼女は、家を出てゆく 孤独の日々を捨て去るように

 

ビートルズが作った「駆け落ち」の歌

・彼女は、やっと「自由の身なった」と心躍る気持ちで、車のセールスマンとの待ち合わせ場所に急ぎます。これから二人は手に手を取って「駆け落ち」するのです。この歌は、ビートルズが作った「駆け落ち」の歌なのです。

 

♪彼女は「自ら選んだ親離れの一歩」を踏み出した

・彼女が幸福になれるかどうかはわかりませんが「自ら選んだ親離れの一歩」を踏み出した事は確かです。

・置き去りにされた親は「手塩にかけて育てたのに、何と言うヒドイ仕打ちでしょう」と、オロオロと嘆くばかりです。演奏では、親のセリフの歌詞をジョンが歌っていて、ポールとの美しい掛け合いとなっています。

 

♪ハープをうまく使った重厚な編曲

ビートルズ最高のアルバムと賞賛される「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の13曲の中で、ギターもドラムもベースもない、ストリングの伴奏のみで歌われるこの曲。

・ハープをうまく使った重厚な編曲が、この曲の個性を引き立たせると共に、心が居住まいを正すような「清楚な響き」を作り出しています。

 

♪編曲者はマイク・リーンダー

・この編曲は「イエスタディ」「エリナーリグビー」とは、一味違うなと調べた所この曲は、マイク・リーンダーの手になる編曲でした。

・経緯は、他の仕事で忙しかったプロデューサのジョージ・マーティーンは、ポールの編曲依頼に「すぐにはちょっと出来ないんだ。」と返答しました。完成を急ぐポールは、マイク・リーンダーに編曲を依頼し曲の完成となりますが、この事に関してジョージ・マーティーンは立腹したそうです。

 

・「サージェントペパーズ・セッションズ」というアルバムのジャケットです。


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・シーズ・リービング・ホーム(3分35秒)
ビートルズが作ると「駆け落ち」の歌もこんなに美しくなります。
・作詞・作曲:レノン=マッカートニー 歌:ビートルズ