いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(この空を飛べたら(中島みゆき))■

◆人は昔々 鳥だったのかもしれないね(m114)◆

 

♪「ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね」
テレビで見たワンシーンは、身体の不自由な方々の施設でした。皆が手をつなぎ、体をゆらしながら歌っています。若い男の子とおばさんが、仲良く手をつなぎながら歌っています。『この空を飛べたら』を、大きな声で歌っています。

 

♪「こんなにも こんなにも 空が恋しい」
身体の不自由な方々が、無心になって歌う「空が恋しい」は、胸を打つワンシーンでした。それは『この空を飛べたら』という歌が、歌う人を元気づけ、生きる活力を与えてくれる名曲である事の証に思えました。

 

♪「悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ行きたい」(翼をください) 
「空が恋しい」で思い出されるもう一つの名曲は、赤い鳥の「翼をください」ですね。今では音楽の教科書にも載っているこの名曲は、歌詞もメロディーもストレートな爽快感にあふれる歌だと思います。中学生の時に歌った爽快感を、今も覚えています。

 

♪「空を飛ぼうなんて 悲しい話」「あの人が突然 戻ったらなんて」
一方『この空を飛べたら』は、中島みゆき調の歌詞が展開されます。中島みゆきの歌は「忘れ去られた者の悲しみ」と表現される場合がありますが、その悲しみを忘れさせてくれる「空が恋しい」と、サビに続きます。

 

♪「翼をください」と『この空を飛べたら』は、生きる活力を与えてくれる名曲

・人間は、翼がなく空を飛べない事を百も承知ですが、イカロスの時代から空を見上げ、空を滑空する鳥に憧れてきました。地上から飛び立ち下界を見れば、自分の悲しみ・苦しみが米粒のように見えて、凌駕できると思うのでしょうか。

・空を飛べない人間に、疑似体験のように爽快な気持ちにさせてくれる「翼をください」と『この空を飛べたら』は、生きる活力を与えてくれる名曲だと思います。

 

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中島みゆきから、この曲を提供された加藤登紀子です。


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・この空を飛べたら(3分42秒)
・演歌歌手 香西かおりの一味違う歌唱も素敵ですね。
・作詞・作曲:中島みゆき 歌:香西かおり