いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(サウンド・オブ・サイレンス(S&G))■

◆「沈黙の音」と「禅問答」(m039)◆

♪「ハロー 僕の旧い友人 暗闇よ また 話に来たよ」

・「サウンド・オブ・サイレンス」は「沈黙の音」。題名からして哲学的。日本で言えば「禅問答」のような言葉です。しかし、この曲が世界的大ヒットとなり、サイモン&ガーファンクル出世作となります。

ポール・サイモンの歌詞:「沈黙の音は、社会的な危機」

・この曲は、メロディーの素晴らしさだけでありません。「沈黙の音は、社会的な危機」として警告するポール・サイモンの歌詞も、大ヒットの大きな要因だと思います。英語を母国語とする人は、人によってレベルは違いますが、この詩の意味や深さを理解
した上で、聞いていたと思います。

ポール・サイモンの歌詞:「英語を母国語としない国での、コンサートは避けたい」

ポール・サイモンは「英語を母国語としない国での、コンサートは避けたい」と言っています。実現はしましたが、日本でのコンサートを、最初敬遠したのもこの理由でした。この発言は「英語を母国語としない人には、僕の詩の本当の理解は難しい」とも、取れます。

ポール・サイモンの歌詞:禅問答

・この歳になって、この詩を読み返し「若い頃より、意味がわかるかな~」と思いましたが、やはり私には「禅問答」でした。「沈黙の音」を「ミス・コミュニケーション」と取ると、現代のネット社会の、マイナスな面、それによって起こる事故や犯罪を思い起こします。

ポール・サイモンの歌詞:未来を予測していた?

・「静寂(サイレンス)は、ガンの様に 体を蝕んでゆく」と、警告するポール・サイモン。21世紀になって「地球レベルで、人類はあまり良い方向へ向かっていない」のでは、漠然と思う人は、多いのではないでしょうか。この曲が発表された1964年当時に、
ポール・サイモンは、この未来を予測していたのでしょうか。

ポール・サイモンの歌詞:一休和尚の歌

・「闇の夜に鳴かぬ鴉(カラス)の声聞けば、生まれぬ先の父ぞ恋しき」(一休和尚の歌)
・直訳は「真っ暗な闇夜で鳴いてないカラスの声を聞いたら、自分の生まれる前の父を思って恋しい」。「闇夜で鳴いてないのに何故カラスとわかる」とか「生まれぬ先の父」とは誰とか、突っ込み所満載の、一休さんですが。

・「サウンド・オブ・サイレンス」と、一休さんの歌に、私は共通点が見えてしまうのであります。

♪一休和尚の歌の深~い意味は?

・補足:「闇の夜に鳴かぬ鴉」の意味を知りたい方は、ネット上にいろいろな解釈・説明がかかれています(百花繚乱)。参考にしてください。

WEDNESDAY

サイモン&ガーファンクルのデビューアルバム「水曜の朝、午前3時」です。


フルートとピアノの為の「眠りの精」主題による9つの変奏曲

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。