◆生まれ変わって めぐり逢うよ(m038)◆
♪「そんな時代も あったねと いつか話せる 日が来るわ」
・「第10回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会」(1975年)で、グランプリを受賞して、中島みゆきの名前と才能を、日本中に広めた「時代」です。この曲は、今も卒業式で歌われ、音楽の教科書にも掲載されています。2007年には「日本の歌百選」にも、選ばれました。
♪「まわるまわるよ 時代は回る 喜び悲しみ くり返し」
・「時代」は、中島みゆきの父が、危篤の時に作られました。中島みゆきは「厳しかった父」「うまく甘えられなかった自分」と、語っています。(中島みゆきを書いた書籍からの引用です。)
・「危篤の父と、理解し合えてから別れたい。それができないなら、生まれ変わってでも理解し合いたい。」中島みゆきが「時代」を作った背景には、そんな「切ない願いも込められている」のではと、私は思います。
♪「今日は別れた 恋人たちも 生まれ変わって めぐり逢うよ」
・私は「時代」を聞くと、輪廻転生(りんねてんせい)を、思い出します。「人は、肉体的に死んでも、魂は生まれ変わり、永遠に生き続ける」輪廻転生は、原始キリスト教にも、仏教にも、世界中の宗教にも、人間の命の基本的な事実として説かれています。
♪「だから今日は くよくよしないで 今日の風に 吹かれましょう」
・この歌には「死別」「生き別れ」で、絶望の淵にいても、いつか「生まれ変わって めぐり逢うよ」という「希望」があり「悲しみ過ぎないで、今日の風に吹かれましょう」という「励まし」があります。
・この「希望」と「励まし」の言葉が「時代」が愛され続ける理由だと私は思います。
◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。