◆「大金を持っていたって、愛は手に入れられないよ」(m123)◆
◎収録アルバム: リボルバー
♪『アンド・ユア・バード・キャン・シング(そして 君の鳥は 歌える)』の歌詞
君は「欲しいものは全部手に入れた」って!
そして 君の鳥は美しい声で歌うって
でも 君は僕が欲しくはないんだね?
君は「世界七不思議を全部見た」って!
そして 君の鳥は緑の綺麗な羽を持つって
でも 君は僕を見ようとしないだね?
君が大事にしている宝物が、重荷に思えてきたら
こっちをごらん
僕は いつも君のそばにいるから
♪ツイン・エレキがカッコいい『アンド・ユア・バード・キャン・シング』
『アンド・ユア・バード・キャン・シング』は、ツイン・エレキがカッコいい、とても乗りの良い曲です。ジョンの評価は「クソのような曲」と低いのですが、ファンにとっては「心地良いポップ・ロック」として、とても楽しめる一曲です。私は、この曲の発展形が「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」や「ヘイ・ブルドック」ではないかと思っています。
♪この曲の私の勝手な解釈は、以下の通りです。
・「欲しいものは全部手に入れた」って! ⇒ ジョンが大金持ちになったという事実
・そして君の鳥は美しい声で歌うって ⇒ ジョンのミュージシャンとしての成功
・でも 君は僕が欲しくはないんだね? ⇒ 大金を持っていたって、愛は手に入れられないよ
♪「富と名声を得たとしても、愛は買えないよ」を恋の歌の形で歌った
ジョンは「富と名声への渇望」と、それ得た後の「渇望と現実の落差」を恋の歌の形で歌ったと、深読みした私の解釈であります。解釈の「大金を持っていたって、愛は手に入れられないよ」は「キャント・バイ・ミー・ラブ」ではありませんが「富と名声を得たとしても、愛は買えないよ」と解釈しました。
♪「富と名声」に溺れず、守りにも入らず、挑戦し続けるジョン
ジョンは、ゲットした「富と名声」を客観的にとらえて、この曲や「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」を作ったと、私は考えています。「富と名声」に溺れず、守りにも入らず、挑戦し続けるジョンは、ミュージシャンとしても、人間としても、素晴らしいと思う私です。
・アンド・ユア・バード・キャン・シング(2分00秒)
・ツイン・エレキがカッコいい、とても乗りの良いポップ・ロックです。
・作詞・作曲:レノン=マッカートニー 歌:ビートルズ