いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(強がりはよせヨ(中島みゆき))■

◆「愛のリトマス紙」(m116)◆

 

♪『強がりはよせヨ』は、「愛のリトマス紙」の歌

「愛のリトマス紙」は「心を許すかどうか」の事前調査であり、損害を最小限に食い止める自己防衛対策でもあります。この女は、好きな男につきまとった結果「うるさい女だ!」と言われた時から「愛のリトマス紙」の使用を始めました。

 

♪「強がりはよせヨと笑ってよ 移り気な性質よと答えたら」
女は「強がる」という「愛のリトマス紙」を出しました。男は「ツッパッタ女だな~。素直でなくて面倒臭そう。」とリトマス紙を染めて、去ってゆきました。

 

♪「生意気を言うなと笑ってよ 一人が好きなのと答えたら」
今度は「生意気」という「愛のリトマス紙」を出しました。男は「面倒くさい女だな~。俺につきまとわないでくれ。」とリトマス紙を染めて、去ってゆきました。

 

♪「強がりはよせヨ と笑われて」
「どうすればいいの?このままじゃ、可愛くない、ただの強がり女で終わってしまう」。女の本心は、男に軽くいなしてもらい「淋しいと答えて泣きたいの」のですが。

 

♪「淋しいと答えて泣きたいの」
「男と心が通じ合えない淋しいさ」であり「生きる事自体の淋しいさ」ともとれます。「淋しい」という言葉の使い方ひとつにも、中島みゆきの歌の奥深さを感じる私です。

 

♪おまけ:

「角刈りの逞しい男」。私のこの曲に出てくる男のイメージです。朴訥(ぼくとつ)ながら、ハッキリ物を言う男です。私には、振り返る「角刈りの男」に、この女がすがるように、話しかける姿が見えてきます。

 

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・「強がりはよせヨ、みゆき」と、声をかけたくなる一枚です。


www.youtube.com

・強がりはよせヨ(3分45秒)
・素人の方のカバーですが、何か惹かれる歌声です。
・作詞・作曲:中島みゆき 歌:1385hiro