いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

◆いつも音楽といっしょ<『恋する万葉娘』【歌詞版】>

■『恋する万葉娘』は17歳【その2】(m103)

 

♪『恋する万葉娘』のメロディーは高校時代の歌がベース
・相聞歌は「男女の恋の歌」ですから、片想い・両想い・失恋から恨み歌まで内容はさまざまです。『恋する万葉娘』は、片想いから恋を実らせた17歳のトキメキを、カラッとした明るく・乗りの良いメロディーで歌いたいと考えました。

 

・新曲も考えましたが、高校時代に作った「あこがれの銚子電鉄」のメロディーが浮かんで、頭から離れません。この曲は、仲間と千葉県の銚子岬への初詣で乗った3両編成の「銚子電鉄」のパロディーソングです。この時ばかりはと、初詣客満載の「銚子電鉄」は、銚子の海に向かってエッチラ・オッチラと走ります。その姿に感動したピンク・フロイド大好きのM君が作詞、私が作曲したのが「あこがれの銚子電鉄」です。

 

♪動画は合作です
・動画はスライドショー形式と決めていましたが、手持ちの明日香の写真では足りません。そこで、岡本三千代さん、馬場吉久さん、荒川晴男さんに「万葉乙女」「大和三山」「飛鳥川」等の写真を提供していただきました。馬場吉久さんの「万葉植物 2020」のCDからは14もの花の写真を使わせていただき、動画を華やかにしていただきました。お三方、どうもありがとうございました。

 

♪メグちゃんが歌う『恋する万葉娘』
・万葉時代には、歌垣(うたがき)という歌の掛け合いがありました。歌垣は、配偶者や恋人が欲しい男女が即興的 な歌詞をメロディーに乗せて交わし合う、歌の掛け合いの事です。『恋する万葉娘』は、この歌垣を意識して作りました。

 

・歌は、女声をメグちゃん、男声をGACKTに歌ってもらいました。二人ともボーカロイド(人工音声)です。ボーカロイドには、人間の声の元ネタが必要です。ボーカロイドのGACKTの元ネタは本人です。

 

♪GACKTが歌う『恋する万葉娘』

・「♪アー恋にトキメク17歳よ 今夜の 私は 艶々乙女」。メグちゃんとGACKTが掛け合いで歌います。私は、この曲に関西ビートを感じてしまいます。たとえば「やすきよ漫才」の大阪弁のテンポの良さ・乗りでこの曲を歌って欲しいのかもしれません。

 

・恋を実らせた17歳の『恋する万葉娘』は、彼が来るのを今か今かと待っています。誰にでも17歳という青春の時がありました。今が何歳でもこの曲を歌って17歳の自分を思い出していただければ、こんなに嬉しい事はありません。

 

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・内容もイラストも素晴らしい万葉集の本です。万葉恋歌(文:清川妙 イラスト:林静一)


www.youtube.com

・103_恋する万葉娘【歌詞版】(5分37秒)
・恋が実った万葉娘、17才。明日香の夜は優しく・甘く二人を包むことでしょう。
・作詞:万葉歌人 貞苅雅彦 作曲:貞苅雅彦