■大好きだった音楽の先生(小学生編 2 of 4)
♪「音楽って、こんなに楽しいんだ」と、教えてくださった音楽専科の先生
・小学校5~6年になると音楽は担任ではなく、音楽専科の先生に教えていただく事となります。私達の音楽専科の先生は、教え方のうまい中年の女の先生でした。その先生の授業は、歌でも、たて笛でも、子供の心を惹きつけ「音楽って、こんなに楽しいんだ」と、感じさせてくれるので、私は音楽の授業を、心待ちする様になってゆきました。
・また先生は、教科書に載っていない歌も、たくさん教えてくださいました。「こんな素敵な歌もあるのよ」と言って、黒板に歌詞を書き、歌って教えてくれたのです。「たきび」「里の秋」「おお牧場はみどり」など、私は、一生懸命にノートに歌詞を書き写しながら、たくさんの歌を覚えてゆきました。
♪音楽の授業の難しい点
・教師が子供に「音楽って、こんなに楽しいんだ」と、感じさせる音楽の授業をするのは、ある意味、国語や算数を教えるより難しいかもしれません。私は「音楽って、こんなに楽しいんだ」と、感じさせてくれる先生に巡り合えた事は、本当に幸せだったと思います。そして「今まで以上に、音楽好きにさせてくれた」先生は、私にとっては音楽の恩師であり、忘れられない先生となりました。
♪学校でも家でも、学校唱歌でも先生が教えてくださった歌でも、大声で歌う私
・「学校唱歌、校門を出ず(いず)」とは「学校唱歌は、学校の中でしか歌われない」という皮肉を込めた言葉ですが、私の場合は、学校でも家でも、学校唱歌でも先生が教えてくださった歌でも、大声で楽しく歌っておりました。
・里の秋(3分35秒)
・「静かな 静かな 里の秋」母と過ごす、ほのぼのとした秋です。
・作詞:斎藤信夫 作曲:海沼実 編曲:平吉毅州 演奏:合唱団京都エコー