◆海よ おまえが泣いてる夜は(m036)◆
♪「海よ おまえが泣いてる夜は 遠い 故郷の 歌を歌おう」
・「海が泣く」「海鳴り」「潮騒」。札幌から、根室のバイト先へ向かう列車が、十勝半島の根元を抜けると、厚岸(あっけし)の海が広がりました。そこには、すごい迫力で、泣く海がありました。
♪「この歌は 若い 船乗りの歌 故郷の島を離れ 今日も さまよう」
・中島みゆきや松山千春には、北海道を抜きにしては、なかなか理解できない歌詞があります。「海よ」は、サラッと歌われていますが、中島みゆきには北海道の船乗りへのやさしい視線と、命を落とした船乗りへの悲しみが感じられます。
♪「海よ おまえは 覚えているか そして 帰らない小船の数を」
・北海道の見渡す限りの麦畑、そして冬の雪原は、そこで生きた人でないと、その本当の雄大さは、語れないように思います。合わせて、甘くみると命さえ落としかねない、自然の怖さが、表裏一体だということも。
♪北海道の牧場で1ヶ月アルバイト
・私は、人生につまずいてしまった時、北海道の牧場で、1ヶ月アルバイトをしました。「ワラに腰かけ、ギターで歌う」と「牛の膨大な糞まみれで働く」。牧場に、前者のイメージを持つ人は、この仕事は長続きません。私は、見事に前者のイメージでした。
♪牛の仕事に土日はありません
・牛の仕事に土日はありません。朝早くから、搾乳、糞掃除、エサあげ、干草刈り、サイロでの作業。長時間にわたる、牛の出産にも立会いました。白いツナギで、作業をしていると、子牛が背中に乗ってきて、怖かった~です。
♪釧路の魚港と大音量の演歌
・休みをもらって、根室の魚港へ行きました。強い海風に負けないくらいの大音量で、演歌が流れていました。私は、今までに、あれほど、演歌がピッタリ合う風景を見た事はありません。
・船乗りは、この演歌に送られて港を出て、この演歌を目指して、戻ってるくのだな~と聞きほれていました。
◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。