◆スケールの大きな「愛した人を忘れる旅」(m155)◆
◎収録アルバム: 回帰熱(セルフカバー)
♪『黄砂に吹かれて』の歌詞<1>
黄砂に吹かれてきこえる歌は
忘れたくて忘れた
なくしたくてなくした つらい恋の歌
♪スケールの大きな「愛した人を忘れる旅」
『黄砂に吹かれて』は、スケールの大きな風景をバックに「愛した人を忘れる旅」の歌。「愛した人」は「蜃気楼」か「片思い」か、私の所には留まらない男。「そう!遠い砂漠から来て、すぐに去って行くキャラバンの男」。
♪『黄砂に吹かれて』の歌詞<2>
あなたに似てる人もいるのに
あなたよりやさしい男も
砂の数よりいるのにね 旅人
♪「砂の数よりいるのにね 旅人」
「あなたに似てる人」「あなたよりやさしい男」と、出会いますが、旅人ばかりで「あなたでないとダメ」の、念押しにしかなりません。「あなたへの情念が消えない」砂漠を行くような辛い旅です。
♪『黄砂に吹かれて』の歌詞<3>
微笑ずくで終らせた恋が
夢の中悲鳴あげる
♪「微笑ずくで終らせた恋」なんて、存在するの?
初めて聞いた時から「微笑ずくで終らせた恋なんて存在するのかな~?」と、疑問に思っている歌詞の部分です。相手の別れの言葉を「微笑ずく」で聞ける人は、「相当、人間ができている」か、「本気で相手を愛していなかった」か、のどちらかではないかと、私は思ってしまいます。
♪黄砂は、遠くシルクロードから飛んでくるのですね
黄砂とは、中国内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原の砂や鉱物粒子が、偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは、降下する現象だそうです。遠く黄砂舞うシルクロードを連想させる『黄砂に吹かれて』は、雄大であると共に、何か懐かしい歌に思えます。
・黄砂に吹かれて(3分51秒)
・舌足らずで甘え声の工藤静香の歌。何故か?歌詞の最後が中島みゆきオリジナルと違います。
・作詞:中島みゆき 作曲:後藤次利 歌:工藤静香