◆四月の夢がかない、僕は君とめぐり会った(m119)◆
♪ディオンヌ・ワーイックの歌う『幸せはパリで』
『幸せはパリで』を初めて聞いたのは、バート・バカラック秘蔵っ子のディオンヌ・ワーイックの、のびのある歌唱版でした。彼女は、この歌のアンニュイさも、切なさも見事に歌い分けていました。それ以来、私がずーと惹きつけられている名曲です。
♪『幸せはパリで』は同名映画の主題歌
『幸せはパリで』は、作詞のハル・デヴィッドと組んで、いわゆるバカラックスタイルで作曲された同名映画の主題歌です。他のバート・バカラック作品として、カーペンターズの「遥かなる影」、クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」、映画「明日に向かって撃て」の主題歌「雨にぬれても」などがあります。
♪アメリカの名優ジャック・レモンとフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブの共演
映画『幸せはパリで』は、アメリカの名優ジャック・レモンとフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブの共演が話題となったロマンティックコメディです。ストーリーは、パーティーで出会い、意気投合した二人が、街へ出ようとパーティーを抜け出します。まもなく二人は、愛し合うようになり「パリへ逃げ出そう」と決心し、互いの配偶者に別れを告げることになります。
♪アンニュイなメロディーと「あたたかみと切なさ」に惹きつけらる私
稀代のメロディーメーカー、バート・バカラックの作曲スタイルは、ソフトなテンションコードと複雑なリズムパターン、ジャジイーで洗練された大人のメロディーにあると思います。私が『幸せはパリで』に惹きつけられている理由は、そのアンニュイなメロディーに心のすき間をそっと埋めてくれる「あたたかみと切なさを感じる」からだと、思います。
・幸せはパリで(3分16秒)
・ディオンヌ・ワーウィックの歌唱は、この歌のアンニュイさも、切なさも見事に歌い分けています。
・作詞:ハル・デヴィッド 作曲:バート・バカラック 歌:ディオンヌ・ワーウィック