いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

◆いつも音楽といっしょ<Let it be>(m076)

■『Let it be』(ビートルズ)(小学生編 4 of 4)

 

♪髭モジャのおにーさんが歌う『Let it be』

・それはステレオのコマーシャルだったと思います。髭モジャのおにーさんが、訴えかけるような眼で『Let it be』と、繰り返し歌っている姿でした。私は、その歌を聞いた途端、感電したかの様に痺れてしまいました。そして、すぐに生まれて初めてのシングルレコード『Let it be』を買ったのです。

 

・自分が心から欲しいと思い、初めて買ったレコード『Let it be』。それは今までの受身の音楽体験から、積極的に自分の好む音楽を求めていく姿勢へ変わる、一大転機となった出来事でした。

 

♪『Let it be』と「Get Backプロジェクト」

・名曲『Let it be』は「Get Backプロジェクト」から生まれました。『コンサート活動を再開しない代わりに、スタジオでのありのままの自分達の音楽作りを見せよう』というのがこのプロジェクトの主旨でした。(ビートルズは1966年を最後に、コンサート活動を止めていました。)

 

・しかし、出来上がった映画を見たビートルズファンは大変ショックでした。そこには、ビートルズが解散への坂道を転げ落ちてゆく姿が、ありのままに映し出されていたからです。

 

・有名なポールとジョージの言い合い、ヨーコにメロメロで、グループの行く末にも無関心に見えるジョン、何とか盛り上げようとするリンゴの顔にも、疲れの色が隠せない…。

 

♪映画『Let it be』の救いは「RoofTop Concert」

・映画の救いは、最後のアップル社屋上でのコンサートでした(RoofTop Concert)。「Get Back」を歌う四人のカッコ良さは、秀逸です。リンゴは言います「四人が心を合わせて乗った演奏をすれば、グループ内のいざこざなんてすっ飛んでしまうんだ」と。

 

・私にとって『Let it be』は、心を安静にさせる薬の様に思えます。仕事や人間関係に疲れて、何か叫びたい様な気持ちの時でも『Let it be』を聞くと、心がクールダウンして、静まるのです。『Let it be』は、後世に残る名曲であると共に、私が死ぬまで聞き続ける一曲だと思っています。

 

f:id:tms4467:20210124183918j:plain

・Let it beは、後世に残る名曲であると共に、私が死ぬまで聞き続ける一曲です。


The Beatles - Let It Be (Film Outtakes - 31st January 1969 - Take 23)

・Let it be(4分19秒)
・Take 23、ジョンのアドバイスも聞こえて、嬉しくなってしまうバージョンです。
・作詞・作曲:レノン・マッカートニー 演奏:ビートルズ