いつも音楽といっしょ

音楽といっしょに成長した自分を振り返ります。

■いつも音楽といっしょ(愛のデュエット)■

◆根っから明るいアメリカ人の乗り(m028)◆

♪映画「グリース」は、何度見ても楽しい映画です

映画「グリース」のストーリーは、50年代アメリカの高校。不良グループのリーダーであるダニー(ジョン・トラボルタ)は、清純なサンディ(オリビア・ニュートン・ジョン)と、夏休みにビーチで出会い、恋に落ちます。ビーチで別れた二人ですが、新学期になるとサンディは、偶然にもダニーの通う高校に転校してきます。



♪映画「グリース」は、アメリカンコメディーばりのドタバタ恋愛物語

内心大喜びのダニーですが、仲間の手前もあり、サンディにそっけなくしてしまいます。サンディも、ワザと別の男の子と付き合ったり 等の連続ドタバタがあり、最後は、学園祭で仲直りという、ハッピーストーリーの映画です。



♪学園祭でのサプライズと『愛のデュエット』

学園祭では、お互いの気を引こうと、ダニーは革ジャンを脱ぎ、白いカーディガンになり、サンディは、革ジャンにくわえタバコでの、登場となります。クールな革ジャンのサンディを見たダニーは、白いカーディガン脱ぎ、二人で歌う曲が『愛のデュエット』です。



♪乗りのいいロックン・ロール『愛のデュエット』

『愛のデュエット』は、乗りのいいロックン・ロールです。歌詞は「君にシビれた」とダニーが歌うと「私が求めているのは本物の男」と返すサンディ。しかし、歌のサビでは「あなたが、私のただ一人の人」と、デュエットします。



♪「根っから明るいアメリカ人の乗り」に、日本人は憧れてしまいます

映画の最後は「二人の乗った車が、空へ飛んでゆく」というアメリカ映画ならではの、ハッピーエンドです。はじける青春のいいとこ取りの、映画ですが「根っから明るいアメリカ人の乗り」に、日本人の私達は、憧れてしまいます。



♪映画「グリース」に負けない、日本の高校生の青春

男子ばかりの工業高校だった友人「あれこそ青春だ!」と、映画を絶賛していました。私は、男女共学でしたが「グリース」のようには、はじけていませんでしたが。
友人とバンド組み、走り、転び、楽しかった高校時代は、映画に負けない私の宝物です。

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◎映画「グリース」のサウンド・アルバムです。


見つめ合う二人(眠れない夜)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(そよ風の誘惑)■

◆あなたは(心から)リラックスした事がないの?(m027)◆

♪クリアーで、とても聞きやすい声、オリビア・ニュートン・ジョン

オーボエのイントロから始まり、親しみやすく、心の奥をくすぐる様なメロディー。オリビア・ニュートン・ジョンの、クリアーで、とても聞きやすい声。「そよ風の誘惑」(1975年)は、青春真っ只の私には、新鮮で、魅力あふれる歌でした。



♪私好みの知的なイギリス美人、すぐにファンになりました

リビアの写真を見ると、知的な感じのイギリス美人(好みのタイプ)。さっそく集めました、オリビアの写真。音楽雑誌を切り抜き、透明な下敷きに入れて学校まで持ってゆき、教科書と交互に眺めていました(?)。



♪知的なイギリス美人は、家系から来ているようです

リビアの知的な感じは、どうも家系から来ているようです。祖父は、アインシュタインとも親しかった物理学者で、ノーベル物理学賞を受賞しています。父親は、ケンブリッジ大学教授です。歌がうまいのは、母が元歌手であったからだと思われます



♪「忙しく生きている人に、心からのリラックス」をすすめる歌

「そよ風の誘惑」の原題は「Have You Never Been Mellow」です。「Mellow」は「落ち着かせる、くつろがせる、リラックスさせる」の意味なので、「あなたは(心から)リラックスした事がないの」くらいの意味になります。歌詞全体が「忙しく生きている人に、心からのリラックス」をすすめています。



♪ 尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」も名曲ですね

オリビアを聴きながら」は、作詞・作曲: 尾崎亜美で、杏里(あんり)のヒット曲です。このオリビアは、まさにオリビア・ニュートン・ジョンをさします。ジャスミンティーを飲みながら、オリビアを聞く。思いは、自分の方から別れを決めた彼の事。素敵なメロディーながら悲しい想いが、胸をつく名曲です。



シドニーオリンピック開会式で「Dare To Dream」を歌うオリビア

リビアは、結婚して子宝にも恵まれましたが、乳ガンを発病し手術もしました。シドニーオリンピック開会式で「Dare To Dream」を歌うオリビアは、健康そうで、やはり綺麗でした。私は、旧友に会った様な気持ちで、オリビアの歌に聞き惚れていました。

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◎「そよ風の誘惑」の、アルバム・ジャケットです。


やさしい気持ち(高層ビルからの眺め)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(オジー自慢のオリオンビール)■

◆夢と飲むから美味しいさ(m026)◆

♪「三ツ星かざして高々と ビールに託したウチナーの」

大ヒット曲「オジー自慢のオリオンビール」の、サビの部分です。沖縄では夏になると「オリオン・ビールフェスタ」が、開催されます。会場のステージには、毎年ビギンの3人の姿があり、歌うのはこの曲です。この歌を聞きながら「凍ったジョッキで、オリオンビールをグイッと!あ~たまりまへん~な~」(本当に飲みたくなりました)。



♪「イカ天」で優勝したビギンでしたが…

ビギンは、バンドスカウト番組「イカ天」で優勝。「恋しくて」でデビューした、石垣島出身の3人組です。ビギンの優勝に、私は「やったぜ沖縄のバンド!」と、とても誇らしく思ったものでした。



♪しかし「恋しくて」は「沖縄風でないな~」

「恋しくて」を聞いて「沖縄風でないな~」とか。口の悪い奴は「松田聖子の、スウィートメモリーに似てる。」とか、言っていました。「恋しくて」以降、大きなヒットが出なかったビギンですが、沖縄の歌で大ブレイクしたのは、ご存知の通りです。



♪「夢と飲むから美味しいさ~ オジー自慢のオリオンビール

ビギンは言います「沖縄は、僕達の宝箱。沖縄の歌を歌い始めれば、数限りなく生れてくる事はわかっていたので、最後に開けたかった」と。そして「島人の宝」で、宝箱が開き、「オジー自慢のオリオンビール」で、大ブレイクしました。



♪進化・発展を続ける沖縄のミュージックシーン

喜納昌吉りんけんバンドネーネーズ新良幸人・・・と進化・発展を続ける沖縄のミュージックシーン。ビギンは、彼らに匹敵と、言うよりも、新しい沖縄の歌を生み出したと、私は思っています。



♪ビギンの歌は、沖縄の歌のスタンダードに

今や「島人の宝」や「オジー自慢のオリオンビール」は、沖縄の歌の、スタンダードとなりました。ビギンの努力と才能が花開いて、沖縄に素晴らしい「島人の宝」を授けてくれました。

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石垣島出身の3人組「ビギン」です。


若い恋は自転車に乗って

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(涙そうそう)■

◆よみがえる日は 涙そうそう(m025)◆

♪「晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔」

名曲「涙そうそう」のサビの部分です。この曲の作詞は森山良子、作曲はビギンです。森山良子は、若くして亡くなったお兄さんを思い、作詞しました。森山良子のお兄さんは、亡くなってからも、彼女を見守り、こんな素晴らしい仕事をさせてくれたのですね。



♪「想い出遠くあせても おもかげ探して」

この歌でヒットを飛ばしたのが「夏川りみ」です。「夏川りみ」は、小さい頃から、歌好きのお父さんの指導を受け、歌の才能を伸ばしてきました。最初は、演歌歌手としてデビューしましたが売れず、生まれ故郷の石垣島に、戻っていた時期もありました。



♪「よみがえる日は 涙そうそう

石垣島出身のビギンの「涙そうそう」を聞いた「夏川りみ」は、ビギンと同級生だった姉にも協力してもらい、この曲を歌う承諾をもらったそうです。これが、彼女の再出発となり大ヒットに続がりました。



♪「涙そうそう」がブレイクする前の夏川りみ

夏川りみ」の「涙そうそう」がブレイクする前に沖縄の大型スーパーでの、ミニライブを見たことがあります。ステージの彼女は、化粧気もなく、ちょっとポッチャめの、どこにでもいる沖縄娘に見えました。「元気ねー」と聞いたら、笑顔で答えてくれそな「夏川りみ」に、私は、とても親しみを感じました。

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◎「涙そうそう」作詞の「森山良子」さんです。


ましゅんく節(ましゅんく ぶし)(伊江島民謡)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(安里屋ゆんた)■

◆チンダラカヌシャマヨ(m024)◆

♪「さー君は野中のいばらの花か サーユイユイ」

これは、沖縄民謡の代名詞ともなっている「安里屋ゆんた」の歌詞です。この曲の元歌は、竹富島(石垣島の隣の島)の八重山民謡でした。この元歌を「沖縄民謡を内地の人にもわかりやすく紹介したい」という日本コロンビアレコード会社の求めに応じて、作詞-星克,作曲-宮良長包が改作したのが、この曲です(1934年)。八重山民謡と区別するために「新安里屋ユンタ」と、呼ばれることもあります。



♪『安里屋ユンタ』の元歌は、八重山民謡

沖縄では、元歌(八重山民謡)もよく歌われます。元歌は琉球王朝時代、竹富島に赴任した役人が、絶世の美女「安里屋のくやま」に求婚するという内容です。「安里屋のくやま」は、気丈にも「結婚するなら島の男」と、求婚を撥ね退けました。「安里屋のくやま」の反骨精神もあり、八重山の庶民の間では「田植歌」などになって、歌い継がれました。



♪「暮れて帰ればやれほにひきとめる マタハーリヌ チンダラカヌシャマヨ」

「マタハーリヌ チンダラカヌシャマヨ」は、八重山方言(古語)で「また逢いましょう、美しき人よ」という意味だそうです。「新安里屋ユンタ」でも、この部分はそのまま使われました。沖縄戦で戦った兵士は「チンダラカヌシャマヨ」を「死んだら神さまよ」と替え歌にして、歌ったそうです。



♪「さー嬉し恥かし 浮名を立てて サーユイユイ」

「安里屋ゆんた」も、歌詞が標準語なので、カラオケや沖縄の民謡酒場などでも、よく歌われます。三線の伴奏は「初級クラスの中」レベルなので、三線教室の練習曲にも使われます。私も、友人の結婚式の余興で、歌わせてもらいました。



♪注)八重山(地方)は、石垣島を中心とする八重山諸島をさします(石垣島地方と同じです)。八重山民謡は、八重山諸島全域で歌われている民謡です。八重山方言も同様です。

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石垣島出身の「夏川りみ」さんです。


十七八節(じゅうしちはち ぶし) (沖縄本島民謡)

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■いつも音楽といっしょ(十九の春)■

◆私があなたにほれたのは~(m023)◆

♪「私があなたにほれたのは~ちょうど十九の春でした」

これは、バタヤン(田端義男さん)のヒット曲「十九の春」です。田端義男さんが、沖縄に訪れた際に、とても気に入りレコード化し、ヒットとなりました(1975年)。覚えやすいメロディーと、物語調の歌詞がマッチして、とても親しみやすく、カラオケなどでもよく歌われる曲です。



♪「同じコザ市に住みながら、あえぬ吾が身のせつなさよ」

コザ市(現在の沖縄市)と出てくるの、沖縄生まれの歌と思っていましたが。いろいろ調べてみると元歌は、与論島の「よろん小唄」で、沖縄本島に渡り「尾類小(じゅりぐわー)小唄」「吉原小唄」となり、遊郭で流行りました。それを本竹裕輔が、補作して1972年に「十九の春」としてレコード化し、一般大衆に歌われるようになったという経緯があるそうです。



♪「いまさら離縁というならばもとの十九にしておくれ~」

「十九の春」は、歌詞が標準語なので、カラオケや沖縄の民謡酒場などでも、よく歌われます。三線の伴奏は「初級クラスの後半」レベルなので、三線教室の練習曲にも使われます。私も三線教室で「もとの十九にしておくれ」と、歌いました。



♪「奥山住まいのウグイスは、梅の小枝で昼寝して、春が来たような夢をみて、ホケキョホケキョと鳴いていた」

「十九の春」の最後の歌詞です。「一生忘れぬ片想い」から、ガラッと展開してのクライマックスです。本竹裕輔さんの作詞技法には、目を見張るものがあります。このクライマックスが、今もこの曲が歌い継がれている理由の一つと、私は思います。

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◎田端義男さんの「十九の春」です。


月ぬ美しゃ美智子や清らさ(ツクヌカイシャ ミチコヤチュラサ)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。

■いつも音楽といっしょ(いっそセレナーデ4)■

◆いっそセレナーデ(m022)◆

♪「あまい口づけ 遠い想い出 夢のあいだに 浮かべて 泣こうか」

陽水・36歳の作品「いっそセレナーデ」です。ラジオから流れる曲に、ふっと 若い頃の恋の想い出が、よみがえる。ラジオに限らず、誰でも経験する事に思えます。



♪「恋のうたが 誘いながら 流れてくる そっと 眠りかけた ラジオからの」

恋のうたは、彼女の想い出から始まり、肉感的な感覚までよみがえらせて、誘ってきます。「あまい口づけ」の唇の感触に、眠ろうとしていた心が、研ぎ澄まされてゆきます。



♪「さみしい そして 悲しい いっそ やさしい セレナーデ」

「もうあの頃には、戻れない二人」。陽水は、それを「さみしい そして 悲しい」と歌い「いっそ やさしい セレナーデ」で、おさめます。 セレナーデは「夕べに、恋人の窓下で歌い奏でられる音楽」の事です。ラジオの曲に合わせて口ずさみ、遠い昔の恋人に送るセレナーデとも、とれます。



♪「氷の世界」とも違う「新しい感覚の音楽」

私は「いっそセレナーデ」を聞いて「陽水が迷いを脱して、新しい音楽の境地で、作り上げた曲」「新しい感覚の音楽ができた」と思いました。「青空、ひとりきり」「リバーサイドホテル」とは違う、誰でも経験する事を、素敵なメロディーにのせ、歌った陽水。それは「氷の世界」とも違う「新しい感覚の音楽」に聞こえ、昔からのファンの私は、喜んでしまったのだと、思っています。

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◎「氷の世界」に匹敵するアルバム「センチメンタル」です。


そんなBACHな?(そんなバッハな?)

◆私の「オリジナルソング」をアップしています。良かったら聞いてください。